スペインでベストセラーとなったモドリッチのバイオグラフィーが日本で出版

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2018年11月21日

 

出版記念トークイベントに東京ヴェルディのロティーナ監督などが登壇

 

「ルカ・モドリッチ 永遠に気高き魂」の出版を記念したトークイベントが11月12日、東京・市ヶ谷にあるインスティトゥト・セルバンテス東京で開催された。

ロシアW杯でMVP、FIFA最優秀選手賞を獲得したクロアチア出身のモドリッチは、少年時代に経験したユーゴスラビア紛争で爆弾が降ってくるかもしれない中でボールを蹴ったり、大切な人を亡くしたりするなど過酷な体験をしている。そんな彼が、体の小ささというハンディキャップを乗り越えて一流の選手となった現在までの歩みを綴った初のバイオグラフィーが、スペインでベストセラーになり、この度、日本語版に翻訳されて発売された。

本イベントには約170人のファンが駆け付け、インスティトゥト・セルバンテス東京館長ビクトル・ウガルテ・ファレロンス氏、クロアチア大使ドラジェン・フラスティッチ氏、スペイン大使ホルヘ・トレド氏、出版元である株式会社カンゼン代表取締役の宇佐美光昭氏の挨拶でスタートした。その後、豪華ゲストによるトークセッションが始まり、東京ヴェルディ監督のロティーナ氏、サッカージャーナリストの小澤一郎氏、ペーニャ・マドリディスタ・ニボナ会長の久保田繁樹氏、そして著者であるビセンテ・アスピタルテ氏、ホセ・マヌエル・プエルタス氏が登壇。トークセッションでは、ここでしか聞けないモドリッチの魅力などを話した。

豪華ゲストによるトークセッション

モドリッチについて語る東京ヴェルディロティーナ監督

 

ロティーナ氏はモドリッチのことをプレーヤーとして「完璧なMFだ」と語り、人としても「努力家」と高く評価した。ロシアW杯でのクロアチアのサッカーにも言及し、「重要な功績を見せましたよね。クロアチアの強さの秘密は前線や中盤の選手に良い選手がいたからだ」とも。著者のアスピタルテ氏は「20代から30代の若者の伝記が出版されるようなことは(スペインでは)あまりない」と驚きを示し、「普通なら経験しないようなことを少年時代から体験してきたモドリッチは常に逆境と戦っていた。彼の歩んできた道を知ることで、今日、モドリッチがなぜあのプレースタイルでプレーするのかも理解することができるでしょう。多くの方が感銘を受ける選手だと思います」と語った。共同著者でもあるプエルタス氏も「この本を読むことでモドリッチがフットボーラーとして人生の逆境をどのように乗り越えていったのか知ってほしいと思います」と膨大な取材によって書き上げた本への強い思いを込めた。

その後、著者であるアスピタルテ氏とプエルタス氏によるサイン会も実施。濃密な時間は大盛況のうちにイベントは終了した。

 

一人ひとりに丁寧にサインする著者ビセンテ・アスピタルテ氏(右)とホセ・マヌエル・プエルタス氏

 

編集部:小室聡