担当編集に聞く10の質問「ヤマケンは笑う」編
2015年9月9日

久々となる「担当編集に聞く10の質問」のコーナーです!
今回は「トレイルランナー ヤマケンは笑う」の編集担当・廣瀬が登場!ヤマケンさんの書籍制作でのエピソードを披露します。ヤマケンさんは8月末にフランスの「レシャップベル」というトレイルランニングのレースで見事準優勝!涼しくなってくるこれからの季節、本書を読んでトレランにチャレンジしてみませんか?
Q1、自己紹介をお願いします。(好きな食べ物、趣味などもご自由に書いてください)
廣瀬萌詩(ヒロセ・メシ)です。ランニングとカレーとライブが大好きな編集者です。人生最大の夢はいつかフルマラソンでサブスリーを切ること! 最近トレランデビューしました♪
Q2、なぜこの本を企画したのか
トレイルランナー山本健一さんのドキュメンタリー番組を拝見して深く感銘を受けました! ヤマケンさんの言葉をもっと多くの人に届けたい、と強く思い、今回の企画を考えました。
Q3、この本のオススメポイント
この本には、なぜトレイルランナーヤマケンの生き方は人の心を打つのか? その答えが書いてあります。ヤマケンさんのすべてを受け入れていく実直な生き方に、読んでいるだけで明日から自分もがんばろうと思える本だと思います。
Q4、この本で一番好きな文章やページ
どんなときも笑ってゴールしていたヤマケンさんがあるレースで悔しさのあまり初めて涙を流すシーン。自分の可能性に気づき、トレイルランナーとして新しいステージへ立とうとしているヤマケンさんの涙はあまりに清々しく、美しいものでした。個人的にとても好きなシーンです。
Q5、制作期間(企画立案~発売まで)
初めてヤマケンさんにお会いしたのが1月末。その後、構成案を固めて3月に取材をスタートさせ、7月に発売に至りました。
Q6、編集制作で気を付けたところ、凝ったところ
トレイルランにハマっているコアなファン層にも、トレイルランを知らない、ヤマケンさんのことを知らない人にも、どちらにも楽しんで読んでいただけるような内容にするために工夫しました。トレイルランの魅力が凝縮されたフォトページも必見です!
Q7、制作の中で一番苦労した点
タイトル決めとカバーデザインの製作。最後の最後までスタッフと何度も話し合いをして、意見が食い違ってぶつかったり、何十通りも案を考えてもらいながらできたのが今のカバーです。
Q8、著者、翻訳、監修、ライターさんなどと印象に残っているエピソード
早朝から山梨の山でヤマケンさんの撮影をすることになって、スタッフと前夜から山梨入り。夜景を見ながら山の上でミーティングをして、その日はテントに前泊しました。小学生以来のキャンプ感覚でエキサイティングな体験でした!
Q9、どんな人たちに読んでほしいですか
トレイルランが大好きな方はもちろんのこと、これから始めてみたいという方、トレイルランって何?というような方にもぜひ気軽に手にとってほしいです。
Q10、読者へ一言
本書を手にとっていただきありがとうございます。人生にはうまくいかないことや困難なことがたくさん起こりますが、本書が何かしら一歩を踏み出せるような気持ちになる一冊であれば嬉しいです。
トレイルランナー ヤマケンは笑う 僕が170kmの過酷な山道を“笑顔”で走る理由